密着は「特定のものや人に対して、ぴったりとくっついている状態のこと」。
隙間が生まれないようにくっつくようなシーンで使われる言葉と言えます。
ものだけではなく、人に対しても使用できる点が特徴です。
付着は「あるものが別のものにくっつくこと」。
状態としては密着に近いようにも見えますけど、ぴったりとくっついているわけではなく、一応くっついているという状況なので、程度が密着とは違います。
「密着」の意味
密着とは、特定のものや人に対して、ぴったりとくっついている状態のことです。
隙間がないほどにくっついているときにしか使えないので、そこまで使用頻度は高くないでしょう。
ただ、密着については特定の人物に付きっきりになるようなケースでも使うことがあります。
そして、この場合には物理的にくっついているわけではないので、注意が必要と言えるでしょう。
「付着」の意味
付着とは、あるものが別のものにくっつくことです。
何かが何かにくっついていれば付着なので、日常生活の中ではよく見る光景と言えます。
したがって、あえて言葉にしないケースも多々あると言えるでしょう。
付着は隙間がないようにくっつくとか、そういった点は必要なく、単にくっついていればいいというのがポイントになります。
「密着」と「付着」の用法や用例
「警察の仕事に密着する番組あるけど、ああいうのを見ると警察の仕事ってすごい大変だなと思えてくるんだよね。
どうしても自分たちに縁がない仕事は実態を知らないからね。」
「身体にべたべたしたものが付着すると、かなり気持ち悪いよね。
早く水とかで流したいんだけど、ちょっとそんな暇がないからな。
困ってしまったな。」
密着と付着は明確に違いがある
密着と付着はどちらもくっつくという意味があります。
ただ、密着は隙間がないほどのレベルでくっつくときに使ったり、特定の人物などに付きっきりというケースで使います。
一方で付着はなんでもいいからくっついている状況で使います。
こういった部分で両者は違いがあるので、区別をすることはそこまで難しくないと思われます。