羊は「ウシ科で山羊の仲間の哺乳類のこと」。
「綿羊」と言い換えると分かりやすい。
未は「草木が生い茂り暗いこと、十二支の一つで羊のこと」。
「羊」と言い換えると分かりやすい。
羊は哺乳動物で体毛は衣服に利用されます。
偶蹄目で山羊と近い種類で鳴き声も山羊と同じく「メエー」と言います。
「未」は干支としての「羊」で、植物などの成長過程を表した十二支とは直接の関係はありません。
「羊」はウシ科
「羊」はウシ科に含まれ、偶蹄を持つ山羊に近い哺乳動物です。
羊毛はウールとして衣服に利用されています。
「羊肉」やマトンも食用にされます。
十二支の8番目の「未」の漢字に充てはめられた動物になり、「未年」には「羊」が登場するのですが、直接の関係はないのです。
山羊と同じく角があり鳴き声も同じです。
中国では「綿羊」と言います。
「未」は十二支の一つ
「未」は十二支の8番目に来る漢字で、「植物が暗くなるほど茂っている様子」を言い、植物などの成長過程を表す漢字になります。
種子の「子」から「丑寅卯辰巳午」と来て「未」になり、植物も成長し切った状態になります。
後年に、分かり易いように動物の「羊」を充てはめたということです。
現代でも干支の「未年」には「羊」が描かれます。
「未」が「羊」なのは十二支の中だけ
「未」には動物の「羊」の意味はありません。
「羊」の意味を持つのは十二支の中に限られ、十二支の羊として存在します。
干支(正確には十二支のこと)が「未」の年にだけ「羊」として登場するのです。
現代では本来の農作業的な意味は失われ、動物だけが残っているのです。
「未年生まれ」の特徴や生まれた人などが話題になることもあります。
「羊」と「未」とは
「羊」は山羊に近いウシ科の哺乳動物のことで、集団で放牧飼育され、毛は羊毛として衣服にされます。
肉もマトンなどとして食用にされ、性格はおとなしく従順です。
「未」は十二支の8番目の項目になり、草木も生い茂り暗くなっている様子を表す言葉になります。
「未」が「羊」とされるのは後世に本来の意味が分かり易くなるように、身近な動物を充てはめた結果になります。