律儀は「正直な性格であり、義理や礼儀などを固く守ること」。
理想的な人間像と言えるような性格をしており、周りから一目置かれるような存在と言えるでしょう。
忠義は「主君や国家に対して、まごころを込めて尽くすこと」。
義理や礼儀を重んじるような部分とやや似ていますが、主君や国家に対してのみ使う言葉なので、そういった部分で特徴があると評価できるのです。
「律儀」の意味
律儀とは、正直な性格であり、義理や礼儀などを固く守ることです。
正直であるということ、義理や礼儀などをきちんと守ることという意味があり、一般的には誠実で真面目な人間という評価ができるでしょう。
そういう人に対して律儀という言葉を使用するので、そこは覚えておくと良いですが、そんなに頻繁に使う言葉ではありません。
「忠義」の意味
忠義とは、主君や国家に対して、まごころを込めて尽くすことです。
あくまでも主君や国家に対してという点は大きなポイントと言えます。
まごころを尽くすということで、律儀と似た面はあるものの、やや意味が異なっている面もあると評価できるでしょう。
忠義という言葉は現代ではあまり使われない傾向にあるので、そこは覚えておきましょう。
「律儀」と「忠義」の用法や用例
「あの人は義理や礼儀に対して敏感というか、非常に細かくこだわっていて、かなり忠実に守る傾向にあるようだ。
まさに律儀な人間という言い方ができるのではないだろうか。」
「昔は主君や国家に対して従順な人たちが多くいたわけだ。
そういう忠義を尽くすような人たちは、実際に主君や国家から重宝される存在になっていたと言える。」
律儀と忠義は理想的な人間という評価が可能
律儀と忠義はどちらも理想的な振る舞い方をするような人間という評価ができます。
ただ、律儀は一般的な価値観によって理想的と思われるような状況ですが、忠義はあくまでも主君や国家にとって理想的と思われるような状況となっているため、そういった部分で両者は意味が異なっている面があると言えるので、頭に入れておきましょう。