寿老人は「七福神の一人で道教の長寿神のこと」。

「長寿」と言い換えると分かりやすい。

福禄寿は「七福神の一人でやはり長寿の神のこと」。

「長寿」と言い換えると分かりやすい。

七福神には二人の長寿の神がいることになり、二人は道教の長寿神とされ同一視されていますが日本では別としています。

頭が長く耳たぶの大きいあごひげのある方が福禄寿です。

「寿老人」は長寿

「寿老人」は神様らしくない名前ですが、中国の長寿の仙人のことです。

水墨画に良く書かれたモチーフであったことから日本でも広まったものです。

福禄寿と同一視される説では七福神には入れないようで、代わりに吉祥天や猩々が加わっています。

長寿の神とされていますから、杖を持ち巻物を手にした福禄寿と重なる部分はあります。

「福禄寿」も長寿

「福禄寿」も長寿と財産・幸福の神とされています。

中国の仙人と言う設定になり、寿老人と同じです。

長く伸びた頭と大きな耳たぶ・長いあごひげが特徴で、長い杖を持ち巻物も手にしています。

寿老人とイメージが重なりますが、別とされます。

「福」は子孫繁栄のこと、「禄」は財産を表し「寿」は長寿となります。

この思想は道教に通じるものです。

「寿老人」と「福禄寿」の姿

「寿老人」の姿はまず仙人であること、鹿を脇に従えていること、桃を持っていること、長い杖には巻物がぶら下がっていること、長いあごひげのあることなどです。

「福禄寿」の姿はやはり仙人であること、鶴を従えていること、巻物を持っていること、長い杖を持っていること、頭が異常に長くなっていること、耳たぶが大きいことなどです。

二人のイメージは重なるところも多いような気がします。

「寿老人」と「福禄寿」とは

「寿老人」は七福神の一人で元は道教の仙人です。

長寿であったとされ長生きを授かる神様として信仰されます。

「福禄寿」」も七福神の一人で道教の仙人です。

姿形は二人とも共通するところもあり、同一視する説もあります。

日本では別とされ、福・子宝、禄・財産、寿・長寿と言う意味を持つ神様として信仰されています。

二人は七福神の中で対に考えられています。

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