全うは「完全に果たすこと、完全に終わらせること」。
全うするという言い方をする場合が多く、自分がやるべきことをちゃんとやり遂げるという意味合いで使っていくのです。
真っ当は「まともであること、真面目であること」。
世間一般において評価できるような態度や行動に対して使われる言葉と言えます。
マイナス要素が感じられないケースで使うのです。
「全う」の意味
全うとは、完全に果たすこと、完全に終わらせることです。
全うするという言い方が非常に有名です。
全うするに関しては、自分がやるべきことに関してきちんと終わらせる、義務を履行するという意味になります。
したがって、日常生活の中で普通に使いやすい言葉と言えるでしょう。
無意識に使用している人も多くいると思われます。
「真っ当」の意味
真っ当とは、まともであること、真面目であることです。
人間性に対して使われることが多く、世間一般において良い人と言われるようなケースで使われます。
真っ当という言い方をされる人は世の中で多くいるはずですが、そういう人は珍しい存在ではないため、あえて真っ当という表現を使うケースは決して多くないと言えるでしょう。
「全う」と「真っ当」の用法や用例
「今回はあらかじめ決めた目標をちゃんと達成するまで、努力を続けたいと思う。
途中であきらめるというのがどうもできない性分で、最後まで全うしたいという思いが強いんだ。」
「真っ当な人生を送る人もいれば、そうじゃない人生を送る人もいる。
人がどんな生き方をするかはその人が置かれる環境などに左右され、どうにもコントロールできないことがあるんだ。」
全うと真っ当は意味の区別は容易
全うと真っ当は読み方が同じということで、混同する人がいる可能性があります。
しかし、それぞれの意味はかなり違いがあるため、十分に区別をしていくことが可能でしょう。
全うと真っ当はともに毎日の生活の中で見聞きする可能性がある言葉ですから、どっちの言葉を指しているのか?をその都度判断していく必要があるのです。