所有は「特定のモノを自分のものとして持っていること」。
一般的には法律的な権利により、持っている状態と言えるでしょう。
所有権といった言い方が有名です。
所持は「特定のモノを身に付けていること」。
自分のモノとは言えないものを含めて、何らかのモノを現に身に付けている状況があれば、所持という言葉を使っていきます。
「所有」の意味
所有とは、特定のモノを自分のものとして持っていることです。
基本的には所有権を理由に持っている状態と言え、特定のモノを自分のものにしていいと法律で定められている状態です。
所有権という言葉がかなり有名であり、そういった使い方をすることが多いです。
人は何らかのモノを所有するのが普通なので、かなり馴染みを感じやすい言葉です。
「所持」の意味
所持とは、特定のモノを身に付けていることです。
所有権とは関係なく、何らかのモノを今身に付けている状態のときに使います。
したがって、ケースバイケースでいろいろなモノが当てはまるのが普通でしょう。
どちらかと言えば、違法な存在を身に付けているケースで使われることが多く、それが特定の犯罪の証拠になることもあります。
「所有」と「所持」の用法や用例
「高級車を所有する人たちはやっぱり金持ちなんだろうな。
そうじゃないと、こんな高い車を買うことは難しいだろうから。
車を見れば、収入などが推測できるということだ。」
「違法な薬物を所持していることが判明し、ある有名人が逮捕された。
ただ、誰かがそういった情報を流したのか、それとも警察が独自に情報を掴んだのか、一体どっちなんだろう。」
所有と所持は微妙に意味が違う
所有はあるモノを持っていることですが、物理的に持っているというよりは自分のものにしているという言い方が適当です。
そして、所持は特定のモノを現に身に付けている状態なので、こちらは物理的に持っていると言えるはずです。
したがって、似ている言葉ではあるものの、両者は明確に違うと言える部分を持っているので、そこを覚えておくと良いでしょう。