バイアスは「片寄り・傾向・斜めのこと。」
「偏向」と言い換えると分かりやすい。
片寄りは「一方に傾いていること」。
「一方的」と言い換えると分かりやすい。
バイアスは斜めに傾いていることですが、さまざまな意味を持つ言葉です。
「偏向的な考え・先入観・偏見」などの意味の他、電子的には一定の電圧をかけることも言います。
片寄りも同じ意味に近いのですが、広い意味はありません。
「バイアス」は本来、斜めの意味
「バイアス」が掛るとは「斜めになっていること」、つまり考えなどが偏っていることを意味しています。
「偏向的な考えだ・先入観を持っているようだ・どうも偏見があるようだ」など一方に偏っていることを言います。
また、電気電子的にはトランジスタなどを安定して作動させるために一定の電圧などを掛けておくことも言います。
「片寄り」は一方に寄っているか、重点が置かれること
「片寄り」は一方に寄っていること以上の意味合いはないようです。
「考えが片寄っている」「ものが一方に片寄って置かれている」「この場所は片寄りがきつい」「一方に片寄りすぎている」「集落が山の麓に片寄って点在している」「片寄りを直してください」「少し片寄っていませんか」「この統計分布にはハッキリとした片寄りが見られる」などと使います。
「バイアス」は「片寄り」のこと
「バイアス」は会話でよく使われる言葉になっていますが、「片寄り」「偏見・変更・先入観・一方的」などの意味になります。
基本的には「斜め」の意味が根底にあり「片寄り」と共通するものです。
「その考えはバイアスが掛っているようだ」「バイアスを掛けないで公平に判断して下さい」は「その考えは片寄っているようだ」「片寄らないで公平に判断して下さい」は同じに聞こえます。
「バイアス」と「片寄り」
「バイアス」は英語で「傾き・斜め」の意味で「偏向・偏見・先入観」などの意味で使います。
また、一定の電圧を掛けることも言います。
「片寄り」は一方に寄っていることで、斜めの傾きを連想させる言葉です。
意味が同じ場合は、同じように使っても違和感はありません。
「バイアスが掛っている考え」「片寄りがある考え」は同じことです。
「バイアス」は広い分野で使われている言葉になります。
