正業は「まともな仕事のこと」。
どんな仕事でもいいわけではなく、まともと評価できる仕事を指す言葉です。
しかし、何がまともに当たるかの判断は非常に曖昧です。
生業は「暮らしを成り立たせるために行う仕事のこと」。
生きるために、暮らしていくために行う仕事を指す言葉ですが、基本的に多くの人たちに当てはまる言葉です。
「正業」の意味
正業とは、まともな仕事のことです。
数多くある仕事のうち、世間的にまともであるという評価を得られるものだけを対象にしていきます。
したがって、どれだけの仕事が当てはまるかは未知数です。
また、まともであるかどうかの判断は非常に主観的であるため、人によって異なる判断が下される場合も十分に考えられるので、非常に微妙な言葉に感じられやすいです。
「生業」の意味
生業とは、暮らしを成り立たせるために行う仕事のことです。
暮らしを成り立たせるために仕事を行っている人は世の中に多く、仕事をしている動機としては最もメジャーでしょう。
したがって、生業にあたるものを持っている人はかなり多くいると言え、ほとんどの人たちにとっては当たり前に感じる言葉という評価が可能でしょう。
「正業」と「生業」の用法や用例
「正業ってどんなものがあるんだろうか。
まともな仕事という意味だけど、境界線がはっきりしないよね。
正業に当たるかどうかを気にしてもしょうがないのかもしれないけど。」
「生業というのは生きるために行う仕事と言えるだろうけど、基本的に仕事をする理由はみんな生きるためであって、逆に仕事をしないでも生きられるならば仕事はしないって人も多そうだけどな。」
正業と生業は割と意味が異なる言葉
正業と生業に関しては、言葉は似ていると言えるものの、意味は異なっています。
正業はまともと言える仕事のことで、生業は生きていくために行う仕事を指しています。
したがって、それぞれは割と意味に違いを見出すことができ、区別することは難しくないと評価できます。
ただ、どちらの言葉も日常生活で多用するとは言い難い存在です。