専従は「特定の仕事などに集中して従事すること」。
複数の仕事をこなしていくのではなく、特定の仕事だけをこなす状況を指しています。
専業は「特定の職業や事業などに関して集中すること」。
特定の仕事に集中するという意味では、専従と大差ありませんけど、職業や事業においてよく使う言葉であると言えます。
兼業に対する言葉として使われることもあります。
「専従」の意味
専従とは、特定の仕事などに集中して従事することです。
仕事というのはかなり大雑把な表現ですけど、いろいろな仕事を複数こなしていくのではなく、特定のものだけに専念する状況を指しています。
仕事と言えるものに関して、特定のものだけに集中していく際に使う言葉なので、かなり多くのシーンで使うことができるはずです。
「専業」の意味
専業とは、特定の職業や事業などに関して集中することです。
いわゆる兼業の状態であれば、複数の職業を同時にこなしていく状況がありえますが、そうではなくて1つの職業のみに集中する場合に専業という言葉を使っていきます。
専業に関しては、兼業と同時に使われる言葉でもあるため、こちらも覚えておきましょう。
職業や事業において1つのものに集中する点がポイントです。
「専従」と「専業」の用法や用例
「今までいろいろな仕事を同時にこなしていたから、どれも中途半端な状況になってしまっていた。
だから、上司に相談したら1つの仕事だけに専従できるようになったよ。」
「兼業をすると、それだけいろいろな職業を通じて収入を得ることができるが、我々サラリーマンは基本的には専業しかできない。
他の職業などを経験する余裕はないんだ。」
専従と専業はほとんど同じような意味
専従と専業に関しては、細かい部分では意味が異なっています。
専従は特定の仕事に集中すること、専業は特定の職業や事業に集中することですから。
しかし、だいたい同じような意味の言葉であると評価できるでしょう。
専従はややマイナーな言葉ですけど、専業に関しては割と見聞きする言葉なので、意味を覚えておいた方が良いと言えるでしょう。