上達は「技能が進んで上手くなること」。
何らかの技能に関して、レベルが上がると言える状況において使う言葉です。
日常生活の中で非常に多用する言葉なので、馴染みは相当あると言えるでしょう。
向上は「物事の程度がより優れた状態になること」。
何かしらのものが以前と比べて優れた状況となったときに使います。
上達とほとんど同じ意味ですし、こちらも日常生活の中で割と使用する言葉です。
「上達」の意味
上達とは、技能が進んで上手くなることです。
何らかの技能が以前よりも高まったと言える際に使っていきますけど、基本的には何度も練習を重ねたうえで技能が上手くなることが多いです。
したがって、上達と言える状況になるためには練習は必須と評価できるでしょう。
上達という言葉は本当にいろいろなシーンで使うため、無意識に多くの人たちも使用しているはずです。
「向上」の意味
向上とは、物事の程度がより優れた状態になることです。
そういう意味では、上達と意味はさほど変わりません。
ただ、向上に関しては向上心という言葉が有名であり、優れた状態になることを望む気持ちとして表現されることが多いです。
したがって、向上という言い方もしますけど、向上心という言い方もかなり有名ですから、そういった点は知っておくべきでしょう。
「上達」と「向上」の用法や用例
「何度も同じ練習をしてきたせいか、明らかに以前よりも上達してきている。
やっぱり努力は裏切らないな。
ここまで時間と手間をかけてきて本当に良かったと思う。」
「あの人の向上心は非常に高い。
常に上手くなろうと努力しているのが分かる。
実際、その向上心のおかげか、非常にスキルが高まってきているように見えるんだけどね。」
上達と向上はほぼ同じ意味の言葉
上達も向上も基本的には何かしらの部分が上手くなること、優れた状態になることを意味しています。
したがって、特定のシーンにおいてどちらも使えるというケースが多いでしょう。
ただ、向上に関しては向上心という言葉が有名で、優れた状態になりたいという願望を意味する言葉としても使われることがあるので、頭に入れておきましょう。