反対語は「反対の意味を持つ言葉のこと」。
「対義語」と言い換えると分かりやすい。
反語は「あることをそうだと強く断定をしたい場合、その反対の意味を疑問形でいうこと」。
「疑問的断定法」と言うと分かりやすい。
反対語も反語も「反」が付くのですが、反対語はそのまま反対のことを言い、反語はわざと反対のことを疑問形で聞くことです。
「反対語」は反対の意味を言う
「反対語」は「対義語」とも言い、反対の意味の言葉を言います。
「否定的」の反対の意味は「肯定的」となり、「肯定的」が「反対語」「対義語」となるのです。
同様に「右・左」「上・下」「天・地」などの位置関係、「善・悪」「異常・正常」などの価値観、「大きい・小さい」「高い・低い」「遠い・近い」などの程度、「浮く・沈む」「行く・帰る」などの行動などの「反対語・対義語」があります。
「反語」は疑問形
「反語」は強く断定をしたい場合に使われる修辞法の一つです。
わざと反対のことを疑問形で尋ね、決してそうではないことを相手に納得させる方法です。
例えば「そんなことで子供を叱れますか」は「そんなことでは決して子供は叱れない」となり「あの事を忘れることは出来ようか」は「あの事は忘れることは決して出来ない」になるのです。
「反語」と「反対語」の違いは分かるが、「疑問形」とはどう違うのか。
「反語」は「疑問形」の形式をとり「断定」に持っていくものです。
そこで普通の「疑問形」とどこが違うのかが問題となります。
「あの事を忘れることは出来ようか」という反語に対して「あの事はもう忘れてしまいましたか」が普通の疑問形になります。
「反語」は後に「いやそうではない」が付き、疑問形には「はい・いいえなどの返事」が付きます。
「反対語」と「反語」
「反対語」は対義語のことで反対の意味を持つ言葉です。
言葉には多かれ少なかれ反対の意味が有りますが、明確な「反対語」は限られます。
また、「反対語」は対になる「対義語」とも区別されることもあります。
「反語」は「それは~なのか、いや違う~ではない」という形式で、古語に多く使用されていた修辞法のことです。
現代の会話でも勿論あり、強い断定をしたい場合に使います。