難色は「拒否の姿勢を表すこと」。

「拒否」と言い換えると分かりやすい。

拒否は「相手の要望を否定し拒むこと」。

「否定」と言い換えると分かりやすい。

「難色を示す」と言う言葉は良く使われるものです。

「拒否」をしたいのにあからさまには出来ない雰囲気が有り、遠回しに「拒否」の態度をほのめかすことを言います。

「拒否」はハッキリとした拒絶、否定の態度のことです。

「難色」は「難しいとの様子」のこと

「難色」は「難」が難しいこと、ハッキリ言えば「受け入れないこと、拒絶をすること」であり、「色」は様子と言う意味になります。

「難色を示す」と使い、影響力のある人がある事柄について問われた時、態度を明確にすることを憚り「難色を示す」ことで「拒否していること」の理解を求めることです。

「難色」を示してしまうと余程のことがない限り「拒否」は動かないことになります。

「拒否」は否定、拒絶のこと[

「拒否」は「拒み否定すること」です。

ある事柄について明確な否定の態度を取ることです。

全く同調の余地がありません。

多数決の原則により、選挙や採択などでの結果が賛成か拒否かハッキリとします。

しかし、世の中には国連の「拒否権」のようにいまだに戦勝国のエゴがまかり通っている例があり、改革を日本などが明言しています。

「難色」は間接的表現、「拒否」は直接的表現

「難色」は眉を顰めるなどそれとなく表情に否定の気持ちを表すことで、間接的な拒否、拒絶となります。

一度「難色を示した」気持ちはよほどのメリットが提示されない限り、変わることは難しくなるものです。

個人だけでなく、団体や国家でもあることです。

特に人選については良く行われています。

何かの難点や不祥事があると人事には難色を示さざるを得ません。

「難色」と「拒否」とは

「難色」は拒否の態度のことで「難色を示す」とは「難しいと言う拒否の態度を表すこと」です。

「次期社長の候補に会長や現社長は難色を示した」などと使い、立場が上のものが下のものが提案した事柄に対し、自分の意に背く内容であれば拒否する態度になります。

「拒否」は白黒をハッキリさせることで「反対」を明確にすることを言います。

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