両方の言葉の意味は、「地位や役目が入れ代わること」「代わり合うこと」です。

意味に大差はありませんが、「交代」の場合、その役目が一回限りの場合に使用されます。

「交替」は、繰り返される役目について使われる傾向があります。

ただし、絶対的なものではありません。

「参勤交代」などは、その「交替」が繰り返し行われますが、「交替」ではなく「交代」を用います。

「交代」の意味

類語には、「交替」「更迭」があります。

「交代」は、役職・役目などが一回限りで入れ替わる場合に用いられる傾向にあります。

類語である「更迭」は、地位や役職を他の者に入れ替えることです。

これも、何度も起きることではありませんが、この場合は、不祥事などを理由に入れ替えることを意味しています。

「世代の交代」「役員の交代」「主役の交代」などのように使われます。

「交替」の意味

類語には、「交代」「更迭」があります。

「交替」は、代わり合って行うことが繰り返される場合に用いられます。

英語では、以下のように訳します。

[alternation]・・交替・交代
[change]・・・入れ替わり
[relief]・・・・職務や任務の交代・交替
[shift」・・・・勤務の時間割の交替
「交替で勤務する」「選手交替する」のように使われます。

「交代」と「交替」の用法や用例

◇「交代」の場合
「世代の交代」「役員の交代」「主役の交代」「議長が交代する」
「交代作用」岩石に熱水溶液や鉱化ガスが浸透してある成分を溶かして除き去り、その代わりに他の物質を
供給して新たな鉱物を晶出させることです。

「交代式」数学に於いて、多数変数の多項式にあって、任意の2つの変数を入れ換えると、
式の符号だけが変わる時、この多項式を交代式といいます。

「交代寄り合い」江戸時代、3000石以上の旗本の非役の者で、大名に準じてその知行地に居住し、
参勤の義務をもつ者をこのように呼びました。

◇交替の場合
「選手交替する」「役目を交替する」「交替で番をする」
「交替使」平安時代外官(げかん)の交替事務を行った臨時の官吏のことです。

国司が任期中に死亡した場合などに派遣されました。

「交替式」新旧官吏の交代のための事務引継ぎに関する法令の集成です。

まとめ・「代」と「替」だけでも・・・

◇代わる
この漢字の字義は、「かわる」「かわり」「かわるがわる」「世・よ」です。

別の者がその役割をする場合、「代」が使われます。

例えば、「ピッチャーを代える」などです。

一方、「替える」は、「前のことをやめて別の新しいことを行う」という場合に使われます。

「塗り替える」などです。

「代」の漢字は、「人+弋」で構成されています。

「弋」の部分は、二本の木を交差させて作った杭の象形です。

「人が互い違いになる、かわるがわる」ということを意味しています。

◇替わる
この漢字の字義は、「かえる」「かわる」「すたれる」「すてる」「のぞく」です。

「替」の漢字は、「竝+曰・いわく」で構成されています。

「竝」は、立つ二人の役人の象形です。

「曰」は、「物を言う」という意味です。

二人の役人が大声をあげて引き継ぎをする様子を表しました。

このことから「交替する」「かわる」という意味を表すようになりました。

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