心得違いは「ある事柄を誤って認識していたこと」。

「誤認識」「誤理解」と言い換えると分かりやすい。

考え違いは「物事を間違えて理解していたこと」。

「誤理解」「誤認識」と言い換えると分かりやすい。

思い違いは「勘違いのこと」。

「勘違い」」と言い換えると分かりやすい。

いずれも自分の認識とのズレがある場合に使われる言葉になります。

「心得違い」は本来あるべき考えを持っていなかったこと

「心得違い」は本来持っていなければならない「心得」が無かったか、誤って勝手に理解していたことを言います。
たとえば「大学の目的は就職ではなく、あくまでも真理の追求です。

心得違いをしないように」「そのようなことで済むと思っているならばとんだ心得違いだ」と使います。

類語は「了見違い」「お門違い」などがあります。

「考え違い」は間違えた考えをすること

「考え違い」は考えが常識とズレがあることで、批判される時に使われます。
「考え違いも甚だしい」「ここは図書館ですから雑談は遠慮してください。

喫茶店と考え違いをしないように」などと使います。

類語に「思い違い」「誤解」「勘違い」などがあります。

「考え違い」は自分ではこうだと思いこんでいた時に、他から違うと咎められることです。

「思い違い」は勘違いのこと

「思い違い」はあることを認識する際に理解力が不足しているか、情報が少ないかなどで、「誤解」をしてしまうことです。
「とんだ思い違いでした。

すみません」「思い違いは誰にでもあることですから、あまり気になさらないで下さい」「あなたがこんなに優しい面があるなんて、私、思い違いをしていました」などと使います。

「心得違い」は違う意味があります。

自分の考え・認識・理解が異なっていた場合に「心得違い」「考え違い」「思い違い」などの言葉を使います。

「考え違い」と「思い違い」は「勘違い」ということで同じ意味でも使えますが、「心得違い」は少し意味合いが異なる言葉になります。

単なる勘違いではなく、確信的に持っていた認識が違うことを咎められる時に使われます。

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