共に丸くて緑色をしており、見た目のよく似ている野菜にキャベツとレタスがあります。
どちらも、春(3月~5月)や秋(10月~11月)に大量にスーパーに並ぶため、料理をしない男性の中には混同する人がいます。
ただよく見ると、形に若干違いがあり、中身の栄養価も異なります。
また、性質の特徴から、適した料理方法が変わります。
外観の違い
キャベツはほぼ球の形をしており、レタスよりも一回り大きく、また持つとズッシリと重みを感じます。
そして、葉は隙間が無いほど詰まっています。
葉の枚数はだいたい50枚程度です。
一方、レタスは触ると葉が柔らかく、また葉が花のように開き気味になっています。
葉はシャキッとしており、枚数はキャベツより少なく、一般的に30枚ほどです。
食べ方の違い
キャベツは葉が固いため、千切りにしてトンカツなどの揚げ物に添えたり、お好み焼きなどの食材に混ぜたりして食べられます。
なお、熱を加えると甘味がにじみ出るため、ロールキャベツやスープ、炒めものにも使われます。
レタスの葉はみずみずしく、食感が良いため、サラダとして食べられることが多くなっています。
また、チャーハンに入れられることもあります。
栄養面の違い
キャベツとレタスには栄養面でも以下の違いがあります(100g当たり、左:キャベツ、右:レタス)。
1)カロリー:23kcal/12kcal
2)糖質:3.4g/1.7g
3)食物繊維:1.8g/1.1g
4)ビタミンA:50μg/240μg
5)ビタミンC:41mg/5mg
6)ビタミンK:78μg/29μg
どちらも低カロリーですが、食物繊維量の多いキャベツの方がダイエットには適しています。
キャベツとレタスの違い
キャベツとレタスは外見が似ていますが、キャベツはアブラナ科でレタスはキク科のため、全く違う植物です。
おいしいものの選び方も違っており、キャベツは葉が濃くずっしり重いもの、逆にレタスは葉が淡く軽いものの方がおいしいです。
また、性質の違いから食べ方も異なります。
キャベツは生でも加熱しても食べますが、レタスはサラダとして食べるのが一般的です。