世界中にお茶を飲む人はたくさんいるようですが、緑茶と紅茶は全く違うと思っている人がいますが、基本的には緑茶も紅茶も同じ茶葉から作られます。
緑茶は茶葉を摘んで乾燥させた物。
紅茶は茶葉を摘んで、一度蒸して発酵させてから乾燥させたものとなります。
緑茶とは?
緑茶とは日本人が主に飲むお茶のことで、茶畑でとれた茶葉は、蒸して乾燥されてから私達の手元に届きます。
だから私達がお茶を飲む時にはあのような採れたての葉っぱと同じ緑色のお茶が湯のみの中に現れるのです。
これが日本茶の基本的な製法です。
紅茶とは?
紅茶は最初インドで作られました。
発祥はイギリスなのですが、製造はそのイギリスの植民地であったインドで作られていました。
日本茶と同じ茶葉なのですが、一度摘んだ茶葉を蒸す所までは同じなのですが、その蒸した茶葉を発酵させます。
それから乾燥させるので発酵した茶色い色がカップに映るのです。
その飲み方
緑茶と紅茶の大きな違いはその飲み方にあります。
ポットに茶葉を入れてお湯を注ぐところまでは同じなのですが、緑茶はそのまま飲み、紅茶には砂糖、ミルク、ジャムを入れて頂きます。
付け合わせのお菓子もお茶ならあんこ系のお菓子やあられ、おかきが用いられますが、紅茶にはクッキー、ケーキ、スコーン、サンドイッチが用いられます。
緑茶と紅茶
緑茶も紅茶も同じ茶葉から作られるのですが、発祥地が違うだけでこれだけ違う味の物ができあがるというのは大変興味深いお話ですね。
国が違うだけで、作り方、入れ方、飲み方、用いられる料理が変わるという文化の違いを感じることができます。