本来の、バイブルの意味は、キリスト教の聖書、または、それ以外の聖典などの権威ある本のことを表します。
語源は、ギリシャ語で、「ビブリア」から来ています。
ビブリアは、ビブロスという紙の原料となる植物の、複数形の言葉です。
紙は、本の一部になるということで、そこから聖書などを表す言葉になったと言われています。
「バイブル」の意味
元々の意味は、上にも書いた通り、聖書などのことを表します。
日本語においても、同じような意味を表しますが、それだけではありません。
例えば、受験生に最適な参考書などのことを、バイブルと呼んだりします。
本だけでなく、音楽や映画、または、旅行で行った場所、ギターやピアノの演奏方法など、様々なもので使われます。
「バイブル」の使い方
日本語においては、元々の意味に囚われず、本、音楽、映画など、あらゆる場面で使われます。
価値観を変えるほどの、大きな影響を、自分にもたらしたものに使います。
これは、一時的なものではなく、その物事と出会った時から、今現在までずっとです。
バイブルは名詞として使い、〇〇のバイブルというように、何の分野のものなのか、付け加えて表現します。
「バイブル」の例文
この参考書は、受験のバイブルと言われている有名な参考書だ。
創業者の残した言葉は、今なお私たちのバイブルとなっている。
この曲は、我々世代の青春のバイブルとなっています。
この本は、僕の生き方に大きな影響を与え、今も僕の人生のバイブルとなっている作品です。
彼女は、日ごろからバイブルを持ち歩いているようだ。
「バイブル」についてのまとめ
今回は、バイブルということばについてまとめてきました。
この言葉は、日本語では、元々の聖書という意味だけでなく、影響を与えた様々なもののことを表します。
ただし、これは日本のみであり、海外の人には通用しないので気をつけましょう。
普段の生活でも、比較的目にすることがある言葉なので、ぜひ意味、使い方を学びましょう。