「鉄道」とは、旅客や貨物を走らせて運ぶための専用の構造物のことで、鉄製の2本のレールとそれを下から支える枕木など出来ているものです。
いわゆる一般的な「電車」や「列車」が通るところです。
「軌道」とは、道路に2本の鉄製のレールを埋め込んで造られた構造物で、鉄道と同様の構造をした車両を道路上で走らせることを目的としたものです。
一般的には「路面電車」と呼ばれる街中の道路を走る電車が通るところです。
「鉄道」の意味
「鉄道」とは、旅客や貨物を乗せて運ぶ車両を走らせるための専用の構造で作られた通り道です。
主な構造としては鉄製の2本のレールと、その下に「枕木」と呼ばれるレールを支えるためにレールとは垂直に置かれた木またはコンクリートで造られた太い棒状のもの、更にその下には砂利やコンクリートなどでレールや枕木を支える機能を持つ「道床」や「路盤」というもので出来ているものです。
「軌道」の意味
「軌道」とは、「鉄道」と同様に鉄製の2本のレールを敷いてその上に車両を走らせるための構造物ですが、その構造物が自動車が通る道路にあることが特徴です。
いわゆる「路面電車」のように街中を自動車と共に走り、自動車よりも多くの旅客や貨物を運ぶことを目的として鉄道と似た構造の車両を走らせるために造られた通り道です。
「鉄道」と「軌道」はどう違うか
「鉄道」と「軌道」の大きな違いは、鉄製の2本のレールが道路にあるかそれ以外かということです。
また、管理する法律も異なります。
鉄道は「鉄道事業法」の下で管理・運営されされる事業者によって運行されているものです。
そして軌道は「軌道法」と言う法律に基づいて管理・運営される事業者によって運行されているものです。
「鉄道」と「軌道」はこう違う
「鉄道」と「軌道」は2本のレールを使って車両を走らせる通り道であることは同じですが、それが専用のものであるか自動車などが通る道路にあるかが大きく違います。
また管理する法律も違っています。
また一般的には「鉄道」の方が車両の大きさが大きく何両、何十両と繋がっていることが多いですが、「軌道」の方は車両の大きさが比較的小さく、車両の数も1両単位のものが多くなっています。