具足は「物事に関して、十分に揃っている状態のこと」。
鎧の簡略的なものという意味もありますけど、たいていは物事が十分であると言えるシーンで使っていくと思われます。
充足は「欠けている部分を満たすこと」。
いろいろなシーンで使いやすい言葉ですが、充足の意味とは微妙に異なっている部分があるのではないかと思われます。
「具足」の意味
具足とは、物事に関して、十分に揃っている状態のことです。
何らかの物事において、状態が十分であると言えるようなケースで使っていく表現になります。
こういう言い方ができるシーンはそれなりに多くあると思われるので、使うことができる機会はそこそこ多いと言える可能性があります。
ただ、そんなにメジャーな表現ではないです。
「充足」の意味
充足とは、欠けている部分を満たすことです。
不十分な状況から、十分な状況になったときに使っていく言葉になります。
したがって、具足の意味にそれなりに近いと言えるのではないかと思われます。
ただ、知名度としては充足の方が高いと言える可能性があるでしょう。
そういったところはポイントなので、しっかりと理解しておくべきです。
「具足」と「充足」の用法や用例
「これに関しては、とりあえず具足と言える状況になっているから、そんなに問題はないだろう。
しかし、何かしら問題が起きる可能性がゼロではない点は留意しておこう。」
「足りない部分を充足しておくことで、後で問題が発生する可能性を低くすることができる。
ただ、常にそういう状況を実現できるとは限らないと言えるわけだが。」
具足と充足は意味はそれなりに近い
具足と充足については意味はそれなりに近いと言えるでしょう。
明らかな意味の違いはありませんし、そういった部分において、区別はしづらいと言えるのではないかと思われます。
ただ、充足と比べると、具足という言い方はちょっとマイナーであると評価できます。
そこは両者における違いになるので、しっかりと覚えておきましょう。