栗鼠は「リスのこと」。
「リス」と言い換えると分かりやすい。
山鼠は「ヤマネのこと」。
「ヤマネ」と言い換えると分かりやすい。
?は「イタチのこと」。
「イタチ」と言い換えると分かりやすい。
海鼠は「ナマコこと」。
「ナマコ」と言い換えると分かりやすい。
「栗鼠」と「山鼠」と「?」と「海鼠」はすべて言葉に「鼠」が入る動物たちです。
「栗鼠」はリス
「栗鼠」は「リス」のことです。
中国語の「栗鼠=リッス」が「リス」になりました。
「鼠に似た外見と栗などの木のみを食べること」から名づけられたと言います。
他にも説があります。
前歯は鋭く伸びた「齧歯(げっし)」があり、ネズミやヤマアラシ、カピパラなどと同じです。
「齧歯目」と言います。
因みにウサギは「齧歯目」ではなく「重歯目」と言います。
「山鼠」はヤマネ
「山鼠」は鼠に似た齧歯目の小動物です。
背中に黒い筋を持ち、小さい栗鼠、ネズミのような姿をして、木の実などを食べています。
鶏卵より軽い体重で頭胴の長さは70~80mm で尾の長さは40~50mm程度になります。
輸入される「山鼠」はペットとしても飼育されています。
国内種は天然記念物となっています。
正確は臆病ですが手乗りにすることもできます。
「鼬」はイタチ
「鼬」はイタチのことです。
なぜ鼠と言う漢字が使われるのかは不明ですが、素早いこと、齧歯のような鋭い歯があることなどからかも知れません。
語源は様々ですが、立ちあがる習性から「いっ立つ」が訛ったのではと言う説もあります。
同じことの繰り返しの「鼬ごっこ」は子供の遊びから、「鼬の最後っ屁」は敵に合うと悪臭を放つことから由来しているそうです。
「海鼠」はナマコ
「海鼠」は海に生息するヒトデと同じ棘皮動物のことです。
きゅうりに似たズングリとした形をしています。
「海鼠」の由来は夜に鼠のようにはい回ることから名づけられています。
「ナマコ」の語源は「生なまこ」からと言うものと「生凝」からと言う説などがあります。
赤海鼠と青海鼠があり、輪切りにして食用としてなまこ酢などにします。