当来は「必ず来るはずの世のこと、来世のこと」。
こういう意味の言葉なので、日常的に使用する可能性はあまり高くない表現になると言えるでしょう。
到来は「特定の状況や時期がやって来ること」。
待ち望んでいた状況や時期などが訪れるという意味で使用することが多い表現になります。
当来とはちょっと意味が異なっていると言えます。
「当来」の意味
当来とは、必ず来るはずの世のこと、来世のことです。
こういう意味なので、使うことができる場面はそんなに多くないかもしれません。
実際、見聞きするシーンは多くないですし、どうしても馴染みを感じづらい言い方になるでしょう。
知名度はあまり高くない状況と言えるため、そこは大きなポイントになるのではないかと思われます。
「到来」の意味
到来とは、特定の状況や時期がやって来ることです。
基本的にはある人にとって望ましい状況や時期が訪れると言えるような場面で使っていく表現になります。
それなりに知名度が高い言葉であり、多くが知っているでしょう。
当来とはやや意味が異なっているので、そこで区別ができますし、知名度においても差があると評価できるでしょう。
「当来」と「到来」の用法や用例
「特定の世の中に関しては、当来であると言えるはずだ。
ただ、それがどんな世の中なのかという点に関しては、事前には予測しづらい面もあるのだが。」
「ようやく暖かい季節が到来したと言えるだろう。
寒いのが苦手な俺からすれば、やはりこういった季節はずっと待ち望んでいたものであり、心が弾む状況であると言えるんだ。」
当来と到来は使用頻度が異なる
当来と到来は意味がやや違いますけど、知名度に大きな差があるので、使用頻度の面で異なっている部分が大きいと言えるはずです。
到来はそこそこ使われる言い方になりますが、当来はそんなに使用されない言い方になるので、ここは知っておく必要があるでしょう。
両者は区別ができる箇所がきちんとあると評価できると思われます。