希望は「特定の状況を望むこと」。
自分に関して望むこともあれば、他人に関して望むことも含まれます。
志望は「特定の状況を望むこと」。
意味としては希望とあまり変わらないものの、自分のことに関して主に望むというときに使われます。
したがって、志望という言葉に関しては、使える場面がより限定されるということが言えるのです。
「希望」の意味
希望というのは、特定の状況を望むことであり、自分に関して望むこともあれば、他人に関して望むこともあります。
自分の希望を言うことは普通にありますが、他人に対して希望を託すという言い方をすることもあるので、他人に対して抱く希望というのもあるという意味では、そこが志望との違いであり、希望という言葉の特徴になります。
「志望」の意味
志望というのは、特定の状況を望むことですが、基本的には自分に関することを望むときに使います。
第一志望という表現を使いますが、それは自分が最も望んでいるもののことを指すときに使うわけです。
そういった表現を使うときには、自分の気持ちを表現することになるので、他人に対して使うということはほぼないという特徴があります。
「希望」と「志望」の用法や用例
「私は自分の将来に希望を持っていたが、子供が生まれると子供の将来に希望を持つようになるな。
親になると考え方は変わるもんだな。」
「私の第一志望の大学はあそこなんだが、オープンキャンパスに行ったときにその雰囲気にとても感銘を受けて、それで私は志望したのだが、入試を明日に控えた今、本当に受かりたいと思うんだよ。」
「希望」と「志望」
希望と志望というのは基本的にほとんど同じ意味と言えますが、使う対象に違いがあります。
希望は自分とともに自分以外の人間に対しても使うことができます。
しかし、志望というのは基本的に自分に関係するときに使うことになるので、使うことができる対象となる範囲が異なる点が大きな違いと言えるので、そこで区別をすると良いです。