分与は「分け与えること」。
何かを分け与えるという意味になりますから、複数人に何かを渡すようなシーンで使っていくことができると言えます。
分担は「何らかの仕事などを分け合って、それぞれを受け持つこと」。
分与の意味に似ているものの、分担という言い方は具体的なものではなく、仕事などにおいて使うことが多いと言えます。
「分与」の意味
分与とは、分け与えることです。
何かを分けたうえで、与えていくような場面で使っていく表現になるでしょう。
こういう状況は実際にあるので、日常的に使用しやすい言い方になるのではないかと思われます。
たまに使われる言い方ですし、知名度はそれなりに高いという評価ができるはずです。
知っている人は多くいると思われます。
「分担」の意味
分担とは、何らかの仕事などを分け合って、それぞれを受け持つことです。
何かを分け与えるという状況にはなりますけど、分担は仕事などを対象にすることが多いです。
したがって、そういう部分は大きなポイントになるでしょう。
だから、使用できる場面には違いがあるので、分与とは異なった面があると評価できると言えるでしょう。
「分与」と「分担」の用法や用例
「財産分与をするときには、どうしても揉めるケースがある。
お金のことになると、目の色を変える人はそれなりにいるから、仕方ないと言えるかもしれないが。」
「それなりに大きな仕事をするときには、きちんと分担をして行った方がいいだろう。
そうした方が多くの人たちにとって、取り組みやすいと感じられると思うんだよ。」
分与と分担は使用する場面が異なる
分与と分担に関しては意味は似ている部分はありますが、使用する場面に違いが存在している状況です。
分与は具体的なものを分け与えるシーンで使うことが多いものの、分担は仕事などを分け与えるケースで使うことが多いので、そういった部分は知っておいてほしいです。
でも、日常的には分担の方が使用されやすいと言えるでしょう。