横車は「道理に合わないことを無理に押し通すこと」。
こういう意味で使える言葉になりますから、実際に使用できるケースはそこそこありそうです。
でも、マイナーな表現になるでしょう。
難癖は「非難すべき部分のこと」。
基本的には非難をされた側が、それに対して文句を言うような場面で使っていくことが多いと思われるのです。
「横車」の意味
横車とは、道理に合わないことを無理に押し通すことです。
そういうシーンで使っていく言葉であり、頻繁に使用する言い方ではありません。
また、言葉の知名度もそんなに高くはないでしょうし、聞いたことがない人も十分にいる可能性があります。
普段の生活においては、見聞きしない可能性がかなり高いと言えると思われるのです。
「難癖」の意味
難癖とは、非難すべき部分のことです。
非難をした方がいい部分という意味で使っていくことができます。
ただ、たいていは非難をされた側が使っていくことになります。
難癖をつけられたことに対して、文句を言うようなケースがありますが、そういう場面で使用する言葉になるのです。
横車と比べたら、こちらの方が知名度は高いです。
「横車」と「難癖」の用法や用例
「横車のような状況はたまにはあるんじゃないかな。
道理に合わないと思われることでも、無理に押し通そうとするような人は、現実的にそこそこいると言えるはずだ。」
「難癖をつけられたと思えるケースでは、それなりに気分が悪い。
というのも、言っている内容に関して、納得できないと思える部分がそれなりに存在しているから。」
横車と難癖は似ている部分はちゃんとある
横車と難癖については意味はやや似ています。
難癖に関しては、非難をされた側がその内容について道理に合わないと感じているケースで使うことが多いです。
つまり、言われた事柄に納得できないときに、非難をした相手に対して難癖をつけるという言い方をする場合があるので、そこは横車と共通していると言えると思われるのです。