行方は「行先のこと」「行った先」と言い換えると分かりやすい。
消息は「人の生死の様子のこと、手紙で様子を知らせること、音信のこと」。
「音通」と言い換えると分かりやすい。
「行方」や「消息」は人の動静のことを意味します。
「行方不明、消息不明」と言う言葉は人の動静、所在、行先、生死などが分からなくなる状態のことです。
「行方」は行先のこと
「行方」は行先や先のこと、人の動静なども意味します。
「行方不明」は予定になっても元の場所に戻ることがない場合や、音信が途絶した場合などのことを言います。
昔の言い方で「ゆきかたしれず、ゆくえしれず」と言います。
「行方不明」になった場合はまず生死を憂慮します。
また、現在所在地や何が原因なのかも究明していきます。
「消息」は手紙での知らせ
「消息」は手紙により、今の様子やどのような生活を送っているのかなどを知らせることです。
「消息が途絶える」「消息不明」は音信が途絶してしまうことです。
そうなると生死の確認が取れなくなり、関係者に不安が生じます。
「消息を絶つ」はどちらかと言えば、意図的な面が強いものになりますが、事故や事件に巻き込まれた場合もあります。
「行方」と「消息」は「不明」の場合が多い
「行方」と「消息」は後に続く言葉に「不明、絶つ、不通、知らず」などの場合が多く、単独では使いづらい言葉です。
「行方が判明した、消息が分かった」とも使いますが、前段階で「不明」などがあるのです。
「行方」と「消息」は人の生死に関わる言葉になるのです。
過去に関係があった人たちも、よほど親しくしていないと「音信」が途絶えてしまうと言うことは当たり前になっています。
「行方」と「消息」とは
「行方」は「行先のこと」で、「消息」は「音通のこと」です。
これらの言葉は生死に関わることに使われます。
「行方不明」「消息不明」などと使い、後には否定的な「不明、絶つ、不通、知らず」などの言葉が続きます。
現在でも「行方不明者」はかなりの数がいますし、「消息不明、音信途絶」になった過去の関係者は数え切れません。