語調は「言葉の調子のこと」。

話をするときの言葉の調子を意味しており、話し方とか、口調という言い方に似ていると言えるでしょう。

語感は「その言葉が与える印象のこと」。

その言葉が本来持っている意味とは別に、人間が主観的にイメージするようなものを表しています。

したがって、人によって特定の言葉から得られる語感は違うということです。

「語調」の意味

語調とは、言葉の調子のことです。

特定の話をするときの調子を表しており、話し方や口調という言葉にかなり似ています。

したがって、語調というのは、その人の話全体から感じる印象についての言葉と評価できるでしょう。

あくまでも特定の語ではなく、話全体から感じられる雰囲気などを指しているので、そこは覚えておく必要があります。

「語感」の意味

語感とは、その言葉が与える印象のことです。

特定の言葉がどのような印象を与えるか?を指しているので、基本的には言葉自体に関する雰囲気を表したものと言えます。

したがって、特定の言葉を誰が使うかは関係なく、話し手に関しては一切考慮されないという点が特徴です。

特定の言葉の語感は誰が使用しても特に変化しないということでしょう。

「語調」と「語感」の用法や用例

「あの人の語調はとても力強いというか、記憶に残りやすい、そんな感じがするな。

心に響く話し方というのは、こういったものを指しているのかもしれないね。」

「この言葉は基本的に悪い意味はないはずなんだけど、なんとなくネガティブなイメージを想起させる語感なんだよね。

だから、個人的にはあまり使いたくないと思えてくるんだ。」

語調と語感は対象にするものが異なる

語調と語感に関しては、なんとなく同じ意味の言葉に思えてくるかもしれません。

しかし、実際はそれぞれは対象にするものが違っています。

語調は特定の人の話し方や口調に対して使う言葉で、語感は特定の言葉から生まれるイメージに対して使うのです。

だから、両者は似ている言葉かもしれませんが、正確には意味が異なっていると言えます。

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