開幕は「芝居の幕が開き芝居が始まること、待ち望んでいたイベントなどが始まること」。
「幕開き」と言い換えると分かりやすい。
開演は「演劇や音楽イベントが始まること」。
「開始」と言い換えると分かりやすい。
「開幕」の「幕」は「引幕、緞帳」の類で、それが引かれることや上に引き上げられることで歌舞伎や芝居などが始まるのです。
「開演」は公演が始まることを意味します。
「開幕」は舞台の始まり
「開幕」は「幕」と言う言葉から舞台が始まることを意味しています。
しかし、芝居のみばかりではなくイベントなども言うようになっています。
「幕が切って落とされました」と言う言い方もあり、「何かが始まること」を意味します。
「いよいよ甲子園で全国高校野球選手権が開幕する」「プロ野球が今年も開幕の時期を迎えた」などと使います。
「開演」は公演が始まること
「開演」の「演」は「公演」のことを意味しますから、音楽・芸能関係で良く使われ、「演奏会、ライブ、芝居」などが始まることです。
「開演日、開演時間」などの言葉があります。
「コンサートは夕方7時から開演する」「芝居の始まる開演時間までに席に着かねばならない」「待ちに待った野外ライブが開演を迎えた」などと使います。
「開幕」と「開演」は始まりを表す言葉
何かの「始まり」を表す言葉は「開幕、開演」の他にもあります。
「幕開け、スタート、オープニング」などが近い言葉になります。
「幕が切って落とされた」などとも言います。
「開演、開演」の反対は「閉幕、閉演」となります。
「引幕、緞帳」などは芝居や舞台の雰囲気を出すものでもあるのです。
「幕が開くと、一挙に芝居の雰囲気に引き込まれます」と使います。
「開幕」と「開演」とは
「開幕」は芝居の始まること、イベントが始まることなどを表す言葉です。
「開演」は芝居や音楽会などが始まる言葉です。
「歌舞伎の公演が開幕した」「プロ野球が開幕した」「高校野球が甲子園で開幕した」などと使います。
「コンサートが開演する」「ライブが開演した」「開演時間を守るようにしたいものだ」などと使います。