迂遠は「やり方や態度などが回りくどい、遠回りであること」。

こういった意味から、実用性がないとか、役に立たないなどの意味で使われることもあります。

迂闊は「注意が足りなかった、ぼんやりしていたという状況のこと」。

たいていは何らかの失敗をしたと言えるような場面で使っていく表現になります。

したがって、日常的によく使う言葉です。

「迂遠」の意味

迂遠とは、やり方や態度などが回りくどい、遠回りであることです。

こういう場面で使っていく言葉なので、日常的に十分に使用できるチャンスはあると言えるでしょう。

でも、迂遠という言い方はそんなにメジャーではありませんから、実際に見聞きする機会はそこまで多くありません。

だから、どうしても馴染みは感じづらい言い方になります。

「迂闊」の意味

迂闊とは、注意が足りなかった、ぼんやりしていたという状況のことです。

そういった状況であったために、何らかの失敗をしたと言えるような場面で使っていく表現になるでしょう。

迂遠とは意味が違っているので、そういう部分で区別をすることができると思われます。

また、使用頻度に関しては迂闊の方が高いでしょうし、そこに関しても知っておきましょう。

「迂遠」と「迂闊」の用法や用例

「あの人はやり方がどうも迂遠すぎる気がする。

もっと効率的な方法があるだけに、なぜその方法を選んだのかという点は非常に気になってくると言えるんだ。」

「今回のミスははっきり言って迂闊だった。

もっと注意をしていれば防ぐことができただろうから。

したがって、これから本当に気を付けていきたいと思っているんだよね。」

迂遠と迂闊は意味で区別が可能

迂遠と迂闊は表記は似ている状況と言えるものの、意味は異なっていると言えます。

したがって、両者は意味で十分に区別ができると言えるはずです。

ただ、日常的には迂闊の方が使われやすいと評価できます。

迂遠に関してはそんなに頻繁には使用されない言葉なので、どうしても馴染みは感じづらい面があると言えるのではないかと思われます。

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