枝は「木の幹から別れた部分のこと」。

「枝先」と言い換えると分かりやすい。

幹は「木の中心をなす部分のこと」。

「根幹」と言い換えると分かりやすい。

木はほとんどのものが「幹」と「枝」がハッキリと分かりますが、中にはどれが「幹」なのか「枝」なのかが判然としない木もあります。

高木は分かりやすく、低木は分かりづらい傾向があるようです。

「枝」は川の支流のようなもの

「枝」は木の「幹」から別れたものですから、川で言えば本流から別れている支流のようなものです。

「枝」を使った熟語用例は「枝葉末節にこだわる」「小枝に小鳥が止まる」「枝先が長い木」「爪楊枝は間伐材」「枝葉」などがあります。

「支」と「木扁」で出来ていますから、「別れ出たもの」という意味に一般的に使われます。

「幹」は川で言えば本流のこと

「幹」は木の中心ですから、転じて「中心的なもの」という意味になります。

熟語と用法は「幹線道路が通る都市」「新幹線で出張」「会社の幹部」「基幹産業」「物事の根幹をなす」「雑誌の主幹」「クラス会の幹事」「語幹」などと使います。

語源は「土塀を築く時に端に立てる木のこと」とあり、「大事なもの、中心的なもの」という意味になりました。

「枝」と「幹」が判然としない場合

木によっては「枝」と「幹」が判然としない場合があります。

特に低木の場合、根元から何本も「幹」と思われるものが伸びている木があります。

その先には細かい「枝」がありますから「枝」の様な「幹」となるのです。

また、太くて短い「幹」の木もありその先には細かく分かれた「枝」があるので分かりづらくなります。

基本的に「枝」はどんなに太くても「枝」であり「幹」はどんなに細くとも「幹」なのです。

「枝」と「幹」とは

「枝」は「幹」から別れ出たもので枝先に葉や花を付けるものです。

「幹」は木の中心を通るもので、どんな木にも「幹」は存在します。

地中の根から養分を吸い上げ、枝先迄届ける重要な働きをしていますから「大事なもの、中心的なもの」に例えられます。

熟語は「幹線、幹部、基幹、根幹、幹事、主幹、語幹」などがあります。

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