親馬鹿は「子供のためを思うあまり、結果的に愚かと言える行動をとってしまうこと」。
子供のために何かしらの行動をとった結果、それが周囲から見たときに愚かに見えるようなシーンで使っていきます。
過保護は「子供のためを思うあまり、必要以上に労わってしまうこと」。
必要以上にということであり、基本的には悪い意味で使用されることが多いです。
親馬鹿と同様に親の立場の人間がそういった行為をするときに使います。
「親馬鹿」の意味
親馬鹿とは、子供のためを思うあまり、結果的に愚かと言える行動をとってしまうことです。
子供のために行動したのに、その行動がかえって事態を悪くしてしまう、子供のためになっていない、そんなシーンで使っていきます。
親馬鹿と言える行動は少なからず親がとっている状況であるため、そこまで珍しい光景には見えないでしょう。
「過保護」の意味
過保護とは、子供のためを思うあまり、必要以上に労わってしまうことです。
必要以上に労わる状況なので、本来はそこまでの行為は必要ないと言えるシーンで使っていきます。
親馬鹿と同様に、子供のためを思って行動した結果、かえって事態が悪くなっているようなシーンで使っていく言葉です。
過保護も割と見られる状況と評価できます。
「親馬鹿」と「過保護」の用法や用例
「今回は完全に親馬鹿だったな。
夏休みの宿題を親がすべてやってしまい、それが学校にバレてしまったわけだが。
でも、こういう親は他にも普通にいるんだろうけど。」
「過保護に育て過ぎた結果、子供1人で将来ちゃんと生きていけるのか、不安になってきたよ。
親がいないと何もかもできないような子に育ってしまった気がして。」
親馬鹿と過保護は意味が似ている
親馬鹿と過保護に関しては、どちらも親が子供のためを思って行動した結果、悪い状況を生んでしまうケースで使います。
したがって、両者は同じような意味であり、同じような場面で使用できると言えるのです。
これらの言葉に該当する行為は、親であれば少なからずやっている人たちが多いと言えるでしょうから、そこまで珍しくはありません。
