業は「職業のこと、業績のこと、仏教用語の行為のこと」。

「職業」と言い換えると分かりやすい。

職は「役職のこと、地位のこと、職業のこと」。

「役職」と言い換えると分かりやすい。

「業」と「職」は職業のことですが、他にも意味があり全く同じではありません。

仏教用語の「業」は「ごう」と言い、「自分の行い」という意味になります。

「自業自得、前世からの業」などと使います。

「業」は「なりわい・仕事・職業」などのこと

「業」は「なりわい」と読み、生計を建てる仕事のことを言います。

また、どのような仕事なのかを表す言葉につけることをします。

「製造業・販売業・飲食業・サービス業・士業・学業・生業・業務」などと使います。

また、仏教の用語として「ごう」と言い、「行為のこと」を言います。

仏教では大事な概念となり、前世・現世・来世に亘り「行為」が関わると言う輪廻の軸になる思想のことです。

「職」は役職のこと

「職」は「管理職・役職・一般職・事務職・営業職・職務・公職・官職・就職・停職・職域」など主にどのような仕事なのか、仕事に関連したことなどを表す言葉につきます。

同じ職業を表す「業」とは異なり、具体的な仕事の内容、担当、肩書、地位などを表します。

他にも「内職・定職・天職・転職・殉職・求職・休職・教職・職権」などがあります。

「業」の付く熟語

「大企業・中小企業・実家の稼業・廃業届・操業時間・創業百年・事業本部・本業・副業・専業主婦・作業員・偉業・業績・従業員・下請け業者・業界・業態」などと使います。

また、「ごう」の場合は「因果業報・業病・宿業・自業自得・非業」などと使います。

その他、「在原の業平・業平鍋・業平竹・業師・業物」などと使います。

「業」と「職」とは

「業」も「職」も仕事のことですが、「業」はどのような仕事かを表し、「職」は仕事の具体的な内容に関することになります。

「製造業」はものづくりの二次産業の仕事を表し、「農業」は一次産業、サービス業は惨事産業となります。

「管理職」は会社で管理を行う役職のことで、「官職」は公務員のこと、仕事という意味では「転職・天職・就職・退職」などと使います。

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