始は「物事を始めること」「始業」と言い換えると分かりやすい。
開は「開くこと、始めること」。
「開業」と言い換えると分かりやすい。
「開」は一義的には「扉を開けること」ですが「物事を始める」意味も持っています。
「開始」「開闢」「開業」「開店」「開催」「開会」などの言葉は「開くこと、つまり始めること」の意味で使っています。
「始」は「始める・」意
「始」は語源では「長女のこと= 始める」です。
「物事を始めること」ですから「年の初めは年始という」「小学校の始業式」「原始的な生物」「終始ビリだった」「工場が長い休みの後、やっと始動した」「新選組始末記」「化石の始祖鳥」「秦の始皇帝」「プロ野球の始球式」「始末書ものだ」「事始め」「新興宗教の創始者」などと使います。
「開」は「開く・始める」意
「開」は「門を開けること・開くこと・物事を始めること」などの意味があります。
「開く」意味で「開口一番に何を言い出すのか興味がある」「アサガオの開花は朝」「公開裁判」「満開の桜」「未開の土地」「開運鑑定団」「思いがけない展開」、「始める」意味で「開始・開会・開業、開闢」、その他「開票・開閉・開放・開幕・開墾・開眼」などがあります。
「開始」は「始めること」
「開始」は「始」と「開」を使った熟語です。
「始める」という意味になり、「事業を開始するために届けを出す」「サービスの利用開始は振込が確認されてからとなります」「停戦交渉の開始は無いかも知れない」「ISO認証作業の開始をキックオフと言う」「放送開始からかなりの年数が経過している」「雨のため中断していた野球の試合が再び開始された」などと使います。
「始」と「開」とは
「始」は「物事を始めること・スタート」という意味を持ちます。
「開」は「門を開けること、開くこと、物事を始めること」などの意味を持ちます。
熟語には「始」は「開始・原始・始業・始末書・始動・年始・創始者・始球式」などがあります。
「開」は「開始・開業・開会・開闢・開門・開口・展開・開放・開墾・開幕・大仏開眼」などがあります。