「自営」は、独立して自ら事業を行うことです。

英語では「do business on one’s own」「self-employed」「self-management」で表されます。

「自営で料理屋をやっている」は「He runs a restaurant of his own.」「He runs his own restaurant.」です。

「自営業」は「an independent businessman」「a self-employed」で表されます。

「会社・商店の経営者」という意味の場合「an independent businessman」です。

「サラリーマンに対して独立して仕事をする人」という意味の場合「a self-employed」です。

「直営」は、他を介さずに直接経営することです。

英語では「direct management」で表されます。

「この店は山田ベーカリーの直営です」は「This store is under the direct management of Yamada Bakery.」です。

「自営」の意味

「自営」は、以下のような意味です。

①自分の利益を図ることです。

②独立して自ら事業を行うことです。

自力で暮らしをたてることです。

以下のように使います。

実家は米屋を自営している

自営業 自営で料理屋をやっている

<自営業>

自ら事業を営んでいることです。

また自ら経営する事業のことです。

<自営農地法>

「ホームステッド法」ともいいます。

米国市民に公有地を提供した自営農地法のことです。

1862年に連邦議会で成立しました。

「直営」の意味

「直営」は、他を介さずに直接経営することです。

出資者が直接経営することです。

以下のように使います。

工場直営の販売店 会社直営の食堂

直営農場 直営店 村直営のリゾートホテル

<直営地>

中世ヨーロッパの荘園に於いて、領主が直接経営した土地のことです。

家内奴隷の他、領主から保有地を与えられた農奴がその代償として耕作にあたりました。

収穫全部が領主のものとされました。

このために、農奴の勤労意欲が減退し、生産性が低かったと云われます。

後に、その多くは農奴に分割されて、純粋荘園と呼ばれる形態を生み出しました。

<自・直・営の漢字>

「自」

字義は「みずから」「おのずから」「より」「より・もとづく」「用いる」「率いる」「始まり・初め」です。

解字では、「鼻」の象形です。

転じて、「自己・おのれ」を表します。

借りて、助字の「より」「から」を意味します。

「直」

字義は「なおし」「なおす」「あたる」「とのい」「ただちに」です。

解字では、象形です。

上に呪いの印の十をつけた目の象形です。

「まっすぐ見つめる」を表します。

これにより「まっすぐである」を意味します。

「営」

字義は「いとなむ」「いとなみ」「めぐる」「まどう・みだれる」「とりで・陣屋」「組」「清代の兵制の名」「漢方医学の用語・営養」です。

解字では、「宮+?」で構成されます。

「?・けい」の部分は「夜の陣中にめぐらすかがり火」を表します。

「宮」の部分は「部屋の多い家屋」を表します。

これらにより「周囲にかがり火をめぐらせた陣屋」を意味します。

「自営」は独立して自ら事業を行うこと、「直営」は、他を介さずに直接経営することです。

「自営」「直営」は、類語です。

共通する意味は「自分で商売すること」です。

「自営」は、個人で商売を営むことをいいます。

個人で独立して商売することです。

「直営」は、他を介せずにある商売を直接経営することです。

「自営」も「直営」も、フランチャイズチェーンに参加しないことをいいます。

<フランチャイズチェーン>

チェーン本部が、加盟店にフランチャイズを与え、各種営業指導を行って事業の拡大を図る方式です。

またその加盟店を指します。

「フランチャイズ」は、親会社が契約者に与える一定地域内での独占販売権です。

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