泥棒は「他人のものを盗むことやそれをする人のこと」。
刑法上の窃盗罪に該当する人と言えば分かりやすいでしょう。
空き巣は「家主などが留守の間に家の中に侵入し、ものを盗んでいくことやそれをする人のこと」。
人がいない家に忍び込むというのがポイントで、気付かれないうちに盗みを働くということが空き巣の特徴と言えるでしょう。
「泥棒」の意味
泥棒というのは、盗みを働くことやそれをする人のことなので、何かを盗めば泥棒ということになります。
何を盗むか?どこで盗むか?どういう手口で盗むか?という点は問われず、刑法上の窃盗罪に該当する行為を漠然と泥棒と呼ぶのが一般的です。
かなり広い概念ということが言えるので、いろいろなケースにおいて泥棒という言葉が当てはまる可能性があります。
「空き巣」の意味
空き巣というのは、泥棒のうち人がいない家などに侵入して、盗みを働くことやそれをする人という意味があります。
つまり、泥棒の中でも人がいない家などを狙うという手口を現したのが空き巣になるのです。
泥棒が盗みを働く際には、人が見ているところでやる人はなかなかいないはずですが、そういった手口を特に空き巣と呼ぶということになります。
「泥棒」と「空き巣」の用法や用例
「このあたりで泥棒が出たらしい。
この辺も治安が悪くなってきたのかもしれないから、何かを盗られないように、僕の家が狙われないように注意をしないといけないね。
」
「人がいない間に侵入した空き巣が、たまたま帰宅した住人と鉢合わせしてしまい、通報されて捕まったらしいよ。
結果的に捕まったのは良かったけど、空き巣と鉢合わせって怖いよね。
」
泥棒と空き巣は似たような一面がある
泥棒はものを盗むことやそれをする人になりますけど、空き巣はそれを人のいない間にやるということを意味します。
したがって、泥棒の中の1つの類型が空き巣になるわけですが、人の見ているところで盗みを働く人はほとんどいないでしょうから、人がいない間に行うというのは泥棒全体にもある程度共通しており、泥棒と空き巣は似たような面を持っていると言えるのです。