簡潔は「非常に簡単であり、無駄がない状況のこと」。
これ以上省くことができないほどに無駄がないと感じられ、本当に分かりやすい状況で使っていきます。
簡約は「話などを手短に、分かりやすくまとめること」。
要約をするという意味になるでしょう。
簡潔と比べると意味がはっきりしており、使用できるシーンが限定されるはずです。
「簡潔」の意味
簡潔とは、非常に簡単であり、無駄がない状況のことです。
何かしらの表現などに対して使う言葉で、分かりやすい、簡単であるという特徴を持っていると言える場面で使っていくことが多いです。
基本的にはポジティブな意味で使われるので、褒めるシーンでの使用が顕著です。
日常生活でよく耳にする言葉になると言えると思われます。
「簡約」の意味
簡約とは、話などを手短に、分かりやすくまとめることです。
長い話を短くしたうえで、きちんと分かりやすくするという意味であり、こういったことは日常的にやっている人が多くいるでしょう。
ただ、手短に分かりやすくまとめることは意外と難しく、能力を必要とする面もあるので、誰でもできるとは言い難いと評価できるでしょう。
「簡潔」と「簡約」の用法や用例
「簡潔に説明するとこういうことだ。
細かい部分は端折ったが、だいたいの内容は伝わったのではないかと思う。
うちの会社は今こういう状況にある点はとりあえず理解してくれ。」
「本当はもっと話していたいけど、実はほとんど時間がない。
したがって、ここからは簡約して話していくことにする。
これでどこまで正確に伝わるかだな。」
簡潔と簡約は同じような意味の言葉
簡潔と簡約に関しては、どちらも簡単にまとめる、省略するといった意味があります。
だいたいは同じ意味なので、そこで区別をしていくことは難しいと評価できるでしょう。
でも、簡潔という表現と比べると、簡約という表現はちょっとマイナーに感じられるはずです。
実際、簡約を日常生活で聞く機会はあまり多くないでしょうから。