以後は「特定の瞬間よりも後のこと」。
特定の瞬間を基準にしてそれよりも後という意味で使っていきます。
出来事の発生時期が基準になることも多いです。
以降は「ある時点よりも後であること」。
具体的な日付が基準になることが多いですが、意味合いとしては以後と大差ないと評価できると思われます。
だから、同じような使い方になるでしょう。
「以後」の意味
以後とは、特定の瞬間よりも後のことです。
特定の出来語が起きた後といった意味で使うことが多く、具体的な時間ではなく、出来事を基準にすることが多いでしょう。
したがって、そこはポイントになると言えます。
この言葉は無意識に使用している人がそれなりにいるはずで、割と有名な言い方になると評価できますから、しっかりと覚えておいてほしいです。
「以降」の意味
以降とは、ある時点よりも後であることです。
意味は以後とかなり似ていますけど、こちらは具体的な日付が基準になることが多いでしょう。
つまり、時期がより明確であると評価できるわけです。
以降に関してもかなり有名な言い方になり、日常生活のいろいろな場面で見聞きすることになるでしょう。
自分で使う機会もそれなりにあるはずです。
「以後」と「以降」の用法や用例
「あの事件が起きて以後、あの人はすっかり変わってしまった。
本当に人が変わったと言えるような状況であり、それまでとは別人がそこいるのではないかと思えてくるんだ。」
「今のところはかなり忙しいから、君たちと遊んでいる余裕はないんだ。
でも、そのうち仕事が片付きそうだから。
来月以降であれば大丈夫じゃないかな。」
以後と以降はかなり意味が似ている
以後と以降に関しては、意味はかなり似ている状況と言えるでしょう。
どちらも何らかの状況よりも後という意味で使っていく言葉になります。
ただ、以後は何らかの具体的な出来事を基準にすることが多いですけど、以降については具体的な日付などを基準にすることが多いので、そういった部分で両者は違いを実感することができます。