荒天は「天候がかなり荒れている、悪いと言える状況のこと」。
普段はあまり見られないような天気に対して使っていきます。
雨風が酷いとか、大雪であるとか、そういったケースで使用するのです。
雨天は「雨が降っている天候のこと」。
雨が降っているだけなので、割と日常的な光景であると評価できます。
荒天ほどの酷い状況ではありません。
「荒天」の意味
荒天とは、天候がかなり荒れている、悪いと言える状況のことです。
荒れているというのはどの程度を言うのかという問題があるため、明確な定義は出しづらい状況ではありますけど、一般的には雨風が非常に強いとか、大雪になっているなどの状況が想定されるでしょう。
したがって、日常生活では経験しないような場面で使う言葉なのです。
「雨天」の意味
雨天とは、雨が降っている天候のことです。
雨が降っているだけなので、そんなに変わった状況ではないでしょう。
荒天も雨が降っている状況はありえますが、その雨の降り方がよほど酷くないと、こういった言い方はできません。
雨天は弱い雨でもいいので、条件は緩い状況であり、いろいろな機会で何度も使用することができるでしょう。
「荒天」と「雨天」の用法や用例
「ここまでの荒天だとさすがに外出するのはきついぞ。
そろそろ台風がやってきているみたいだし、おとなしく家で過ごしているのがいいかもしれないね。」
「今日は雨天だから中止かもしれない。
せっかくこの日を楽しみにしていたのだが、この天気じゃ厳しいよな。
また別の機会で試合を見に来るとするか。
そのときはぜひ晴れてほしいね。」
荒天と雨天はどちらも天気が悪い状況
荒天と雨天については、どちらも天気が悪いという意味で使っていきます。
しかし、荒天はかなり酷い状況であって、外に出るのも躊躇うようなケースで使っていきますが、雨天は普通に雨が降っている状況なので、外出自体は容易です。
したがって、両者は同じような意味ではありますが、状況は多少なりとも異なっていると言えるのです。