円満具足は「十分に満ち足りて備わっていること。
少しも不足のない状態であること」。
十分である、満ち足りていると言えることから、不満が生まれる余地がないというケースで使っていきます。
福徳円満は「精神的にも物質的にも満たされており、非常に幸せであること」。
気持ち的にも幸せですが、欲しいものが手に入る、すでに所持しているという意味でも幸せな状況で使っていきます。
「円満具足」の意味
円満具足とは、十分に満ち足りて備わっていること。
少しも不足のない状態であることです。
特定の物事に関して、今の状況で十分と言える、満足できるケースで使っていきます。
人間はなかなか現状に満足することができず、次から次へと何かを望んでしまう、不満を持ってしまうものですから、この言葉の状況に至るのは難しいかもしれません。
でも、実際にこういった感覚を得ている人はどこかにいるでしょう。
「福徳円満」の意味
福徳円満とは、精神的にも物質的にも満たされており、非常に幸せであることです。
幸せを感じているという点は、円満具足に近いと思われますけど、精神面でも物質面でも問題ないと言える状況なので、そこは特徴になります。
要するに気持ちの面でも幸せだが、欲しいものがすべて手に入って幸せという面もあるので、不満と感じられる余地がほぼないと言えるケースで使っていくわけです。
「円満具足」と「福徳円満」の用法や用例
「今回はすべての科目で100点をとることができた。
これ以上の結果はない状況であり、完全に円満具足といっていいと思うんだよね。
でも、次はプレッシャーがすごいかかりそうだ。」
「今の俺は福徳円満という状況だね。
毎日ぐっすり眠ることができるくらいに精神的には楽だし、金銭的に困っていないから欲しいものもだいたい手に入るんだよ。」
円満具足と福徳円満は微妙な違いがある
円満具足と福徳円満はどちらもより完璧に近い状況を表しているので、かなり似た意味と評価できるでしょう。
しかし、円満具足の場合には意味がやや漠然としており、いろいろなケースで使うことができます。
しかし、福徳円満は精神的、物質的に幸せと言えるシーンに限定されるので、そこは両者の一応の違いになると評価できるはずです。