スロットとパチスロは、日本ではほとんど同じような意味を持っていますが、厳密にはそれぞれ違いがあります。

スロットは、ラスベガスなどにありそうなマシンを想像してみましょう。

それに対して、パチスロは形こそ同じように見えますが、リールの図柄は自分でそろえるというのがスロットと違うところです。

パチスロは日本特有の機械なのです。

スロットとは

スロットとは、欧米諸国のカジノに設置されているようなマシンを指します。

「スロット」とは「コインの投入口」の意味であり、それを備えている機械ということになります。

リールの図柄、例えば「7・7・7」をそろえたいとしても、スロットは機械で勝手にそろえるため、ギャンブル性の高いものとして知られています。

一攫千金を狙うときに登場するような機械です。

パチスロとは

日本では当初スロットの導入も考えられていましたが、法律で認められませんでした。

そこで、パチンコ店に設置されているパチンコ台の枠に収まるような機械が1964年に導入されます。

これがいわゆるパチスロで、「パチンコ型スロットマシン」というのが正式な言い方です。

また、法律上は「回胴式遊技機」といいます。

1985年に法律が整備され、現在に至るまで多くの人々に愛されているものです。

スロットとパチスロの最大の違い

スロットとパチスロの最大の違いは、「自分でリールの図柄をそろえることができるかどうか」にあります。

スロットのリールは自動で止まるため、遊技者本人は何も手出しすることができません。

この偶然に身を任せるからこそ、ギャンブル性が強くなるのです。

パチスロは、ギャンブル性がないわけではありませんが、図柄は遊技者本人がボタンを押してそろえなければなりません。

そうしなければボーナスなどを引くことができないのです。

スロットもパチスロも射幸性は高いもの

スロットマシンは、偶然性の高いものである一方、一発当たれば大きなリターンとなるため、はまってしまう人が多いようです。

パチスロは、自分でボタンを押すため、「目押し」なるものを磨いていく必要があります。

近年のパチスロはアニメやアイドルグループなど、さまざまなものとタイアップしており、遊び手の心をくすぐるものがあります。

ただ、いずれにしても射幸性が高くのめりこんでしまう可能性が十分あるため、適度に遊ぶことをお勧めします。

ちなみに、スロットはカジノのない日本ではゲームセンターなどで遊び感覚でできるものがあるようです。

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