一大決心は「生涯に何度もないような、滅多にないと言える重大な決意のこと」。
したがって、その決意に至るまでにはかなり悩んだり、時間がかかったりしたと言える可能性が高いです。
一念発起は「特定の物事を成し遂げるための決心をすること」。
ある程度の時間をかけて、そういった決意にようやく至ったという意味で使用していくことが多いです。
「一大決心」の意味
一大決心とは、生涯に何度もないような、滅多にないと言える重大な決意のことです。
生涯に何度もないような決意に対して使われる言葉なので、実際にこういった表現を使うシーンはほどんどないはずです。
でも、それなりに有名な表現であり、知っている人は多くいます。
一大決心をする機会は誰にとってもいずれ訪れるでしょう。
「一念発起」の意味
一念発起とは、特定の物事を成し遂げるための決心をすることです。
物事を成し遂げるための決心であればなんでもいいと言えるため、使用できるシーンはかなり多くあるでしょう。
一念発起に関しては、日常レベルの決心でOKなわけですから、使おうと思えば頻繁に使えるため、馴染みは相当感じられるのではないかと思われます。
「一大決心」と「一念発起」の用法や用例
「俺はずっと起業をしようかどうか迷っていたのだが、やっと一大決心をすることができた。
サラリーマンをやめて、今は自分が考えた事業を着々と進めている状況だ。」
「夏休みも完全に後半に差し掛かっているが、いまだに宿題をやる気が起きない。
ただ、そろそろ取り掛からないとマズいので、俺も一念発起することにしたよ。」
一大決心と一念発起は使うタイミングが異なる
一大決心と一念発起はどちらも何らかの決心をするときに使用する言葉と言えますけど、使用するタイミングに違いがあります。
一大決心は人生で数回程度しかないであろう、重要な場面でのみ使う言葉です。
しかし、一念発起は日常生活において頻繁に使うことができるので、両者はそういった部分で大きな違いがあると言えるのです。