ニラは「ネギの仲間の野菜のことで独特の匂いのある植物のこと。」
「匂い草」と言い換えると分かりやすい。
スイセンは「観賞用で早春に咲く球根植物のこと」。
「球根植物」と言い換えると分かりやすい。
「ニラ」と「スイセン」は花を付ける前の葉が非常に似ていることから、間違えて「ニラ」と思い「スイセン」を食べることで食中毒になることから比較されます。
「ニラ」はネギの仲間
「ニラ」はネギの仲間で球根はありません。
線状のスッと伸びた葉は「スイセン」と良く見間違います。
「ニラ」は食用ですが、「スイセン」は食べられません。
「ニラ」と勘違いすることが多く、食中毒は後を絶ちません。
通常は畑で栽培されますが、野生の「ニラ」もあり間違える原因となるのです。
一番の相違点は「スイセン」には小さくても「球根」が必ずあるということです。
「スイセン」はヒガンバナの仲間
「スイセン」はきれいな黄色や白の花を付けます。
しかし、「スイセン」には「アルカロイド」と言う毒の成分があります。
食べると吐き気を催す症状が起きます。
加熱しても毒は残るため、食べると必ず中毒症状になります。
「スイセン」と「ニラ」の違いは「スイセンには匂いが」ないこと、「ニラには球根が無いこと」が挙げられます。
「ニラ」と「スイセン」の語源とは
「ニラ」は古くから、栽培され食べられていた植物です。
語源は「ミラ・おいしいこと」から来た説と「匂いをきらう」から来た説などがあります。
「スイセン」は「水仙」と書き、中国の古典にある「天仙・地仙・水仙と言う仙人のこと」から来た言葉と言われます。
また、「ナルシッソス」とも言い、「ナルシスト」の語源でもあるのです。
「ニラ」と「スイセン」とは
「ニラ」と「スイセン」は葉の形や様子が非常に似通っているということのため、取り違え事故が起き「スイセン中毒」が毎年のように起きます。
「ニラ」はネギの仲間で、古くから食用として利用されてきました。
強い匂いが特徴の植物です。
「スイセン」は道端にも生えているありふれた植物ですが、球根がある球根植物です。
「ニラ」の様な匂いは無く、注意すれば見分けることはできるのです。