コアラは「オーストラリアにいる木の上で生活している哺乳動物のこと。」
「ユーカリ喰い」と言い換えると分かりやすい。
ウオンバットは「オーストラリアにいる地中に穴を掘って生活している哺乳動物のこと」。
「アナ生活」と言い換えると分かりやすい。
コアラとウオンバットは共にオーストラリアだけに棲息している哺乳動物です。
細かい部分は異なりますが、どことなく似ている動物になります。
「コアラ」は木上生活の動物
「コアラ」はオーストラリア東部にしか生息していない有袋類の哺乳動物です。
有毒性のユーカリの葉を好んで食べる習性があります。
2mの盲腸の中で発酵させ毒性を失くしているのです。
日中や夜中はほとんど木の上で寝ていることが多く、活動は夜明けと日暮れのみになります。
単独の生活で、地上には稀にしか降りません。
以前は毛皮にするため乱獲が行われ激減したため、現在は保護されています。
「ウオンバット」は穴生活の動物
「ウオンバット」はオーストラリア南西部に生息する哺乳動物です。
地中にトンネルの様な大きな穴を掘る習性があることから、トラックターが穴に落ちる被害もあり、一時は害獣と見做され駆除の対象となりましたが、現在では保護されています。
草食性でコアラに近い種とされています。
夏は夜行性隣、冬は昼に活動をする。
糞に特徴があり、立方体のものを岩の上などに縄張りの目印でする場合があります。
「コアラ」と「ウオンバット」は先祖が同じ
「コアラ」と「ウオンバット」は生態が異なりますが、オーストラリアにしかいないこと、生息地が同じ場所であること、形がどこか似ていることなどから先祖が同じと考えられています。
進化する途中で分かれたものでコアラは木の上に、ウオンバットは地下のトンネルに棲むようになったものです。
どちらもお尻が固いことが共通しています。
「コアラ」と「ウオンバット」とは
「コアラ」はユーカリの木の上で生活している哺乳動物でかつ、カンガルーと同じ有袋類なのです。
有毒のユーカリの葉は腸内で発酵解毒しているのです。
ほとんどを寝て過ごす動物で、活動は夜明けと日没の時に限られます。
「ウオンバット」は地中にトンネルを掘り生活をします。
「コアラ」とは先祖が同じため、外観は似ています。
現在はどちらも保護獣とされています。