名ばかりは「名前だけで、実体が伴わない状況のこと」。
特定の名前は与えられているが、その名前に相応しい中身が存在しない状況です。
名前と実体が一致しないという言い方ができるでしょう。
有名無実は「評判などの部分とその実際の中身が伴わない状況のこと」。
評判は高いのに、実際はその評判とは違う状況であるなどのケースで使います。
見かけの部分と実際が異なるという意味では名ばかりに近い意味です。
「名ばかり」の意味
名ばかりとは、名前だけで、実体が伴わない状況のことです。
名前とその中身が一致していない状況であり、いろいろなシーンで使うことができます。
例えば、特定の役職を与えられているのに、その役職に見合った権力がないという状況が名ばかりの代表例と言えるでしょう。
現実的にはいろいろなシーンで見られる状況となっています。
「有名無実」の意味
有名無実とは、評判などの部分とその実際の中身が伴わない状況のことです。
評判はそれなりに高いのに、実際はその評判とは似ても似つかないような状態の人などに対して使っていく言葉です。
評判だけがどこかで独り歩きしているような状況と評価できます。
こういったケースに関しても、現実的に普通に見られる光景と言えるでしょう。
「名ばかり」と「有名無実」の用法や用例
「あの人は名ばかり課長であり、課長とはなっているけど、実際はそういう役割とは言い難い面がある。
実際、課長としての権力はほぼない状況で、他の社員と同等の存在なんだよ。」
「なんであの人はあんなに評判がいいんだろう。
身近な人間として言わせてもらうと、評判で言われているような部分は全くないぞ。
完全に有名無実と化しているな。」
名ばかりと有名無実は意味がかなり似ている
名ばかりと有名無実に関しては、意味は相当似ていると評価できるでしょう。
どちらも名前や評判などの部分とその中身の部分が一致していない状況を表しています。
したがって、全く同じ意味ではないものの、似ている部分は持っているので、そこに関して理解をしておくと良いです。
どちらも日常生活でそれなりに見聞きしますから。