九州大学は、福岡市に本部を置く国立大学法人です。
工学・医学系の旧帝国大学として発展してきました。
近年、キャンパスの移転も加速し、新たな展望を開こうとしています。
西九州大学は、佐賀県神埼市に本部を置く私立大学で、主に健康・福祉系の学部を置く大学となっています。
南九州大学は、宮崎市に置かれている私立大学で、こちらも主に理系学部がおかれている大学となっています。
九州大学とは
九州大学は、福岡市西区に本部を置く国立大学法人です。
歴史的には幕末の「賛生館」に端を発し、1877年の福岡病院、1879年の県立福岡医学校、1888年の県立福岡病院を経て1903年に京都帝国大学福岡医科大学、そして1911年に4番目の帝国大学として、九州帝国大学が創立されました。
前身の教育機関の関係で、創立当初は工科系・医科系の帝国大学として登場したとされます。
西九州大学とは
西九州大学は、佐賀県神埼市に本部を置く私立大学です。
学校法人永原学園が運営しており、神埼・佐賀・小城の3キャンパスで成り立っています。
創始者永原マツヨの「あすなろう」の精神のもとで運営されています。
健康栄養・健康福祉・リハビリテーション・子ども・看護の5学部と健康福祉学研究科が置かれており、社会福祉系の大学として一定の地位を占めています。
南九州大学とは
南九州大学は、宮崎市に本部を置く私立大学です。
宮崎県内では最古の私立大学であり、もともと高鍋キャンパスが大学の起源となる場所でした。
健康栄養・環境園芸・人間発達の3学部と園芸学・食品化学研究科が置かれており、主に栄養系・園芸系の職業に進むことを視野に入れた大学です。
1962年の創立以来、特に園芸学科に端を発して大学の発展を遂げてきました。
九州大学と西九州大学と南九州大学のそれぞれの特色
九州大学は、旧帝国大学ということもあり、全国各地から学生が集まっています。
令和2年5月現在で18,000人以上の学生・大学院生を誇り、教員数も2,000人を超える人数です。
キャンパス移転が2005年以来進んでおり、現在は伊都地区を中心に教育・研究を進めています。
西九州大学は、九州地方における社会福祉系の大学として最も伝統のある大学で、ここから社会福祉系・栄養系の職業に就く人もいます。
南九州大学は、健康系・栄養系・園芸系の3系統で構成されていることから、伝統的に栄養士や中学・高校の理科・農業科教諭、保育士になる人が多くみられます。