仕留めるは「獲物などをきちんと殺すことに成功すること」。
狙った存在に関して息の根を止めるなど、本来の目的を果たすようなシーンで使っていくことが多いと言えます。
討ち取るは「敵を倒すこと、殺すこと」。
人間を対象にしていく点が特徴的ではあるものの、意味については仕留めるにかなり似ている状況と言えるでしょう。
「仕留める」の意味
仕留めるとは、獲物などをきちんと殺すことに成功することです。
狙った獲物を確実に殺すという意味があり、狩りをするシーンなどにおいて使われることが多いです。
したがって、一般人にとっては使う機会はほぼないでしょう。
見聞きすることはあっても、自分で使用する状況はまず考えられないと言えます。
猟師などにとっては馴染みがあるはずです。
「討ち取る」の意味
討ち取るとは、敵を倒すこと、殺すことです。
殺すという意味があるので、仕留めるに近いような言葉に思えるかもしれませんが、討ち取るの場合にはあくまでも敵を殺すという意味なので、獲物ではありません。
したがって、基本的には人間に対して使っていくことが多いでしょう。
討ち取るに関しても、一般人が使う機会はほぼないはずです。
「仕留める」と「討ち取る」の用法や用例
「獲物を確実に仕留めるのは難しい。
しかし、猟師のような人たちは今までに培ってきた勘があるから、そういったものを駆使して実際に仕留めていくんだろうね。」
「昔は戦が日本でもよく行われていたが、そのときにはいかに敵を討ち取るかという点が重要だった。
現代では、そういった状況はまず起きないから、想像しづらい光景だけどね。」
仕留めると討ち取るは対象にするものが違う
仕留めると討ち取るは、どちらも特定の存在を殺すという意味になりますけど、仕留めるは獲物であり、動物が対象になることが多いです。
しかし、討ち取るは人間を対象にするので、そこに違いがあると言えるでしょう。
ただ、仕留めると討ち取るに関しては、ともに多くの人たちは日常的に使用しません。
見聞きすることはあっても、自ら使うことはほぼないはずです。