支給は「金品などを配ること」。
多くの場合、会社などが、従業員に対して金目のものを配る際に使われます。
給料を含めて、いろいろな金目のものを配る可能性があるので、割と使う言葉と言えます。
配給は「割り当てて配ること」。
あらかじめ誰にどれだけの量を配るかを決めたうえで、実際に何かを配るという意味があります。
配給は金品に限らず、いろいろなものに使用できます。
「支給」の意味
支給とは、金品などを配ることです。
たいていは会社が従業員に対して給料など、金目のものを配っていくときに使う言葉ですが、それ以外でも金品を対象にしていれば使うことが可能です。
したがって、多くのシーンで使用できる言葉になります。
ポイントとなるのは、やはり金品を対象にするという部分なので、そこは覚えておく必要があります。
「配給」の意味
配給とは、割り当てて配ることです。
配給に関しては、金品を対象にする必要がないので、割といろいろなものに対して使用できると言えます。
あらかじめ何をいくつ誰に渡すかということを決めたうえで配っていくという意味があるため、割と意味ははっきりしていますし、配る状況もはっきりしていると言える言葉になるはずです。
「支給」と「配給」の用法や用例
「景気刺激策ということで、政府から国民に対して一律に現金の支給があった。
景気刺激策とはしているが、貯金する人が多いんじゃないかなと思うんだよね。」
「戦時中は食料などは配給制度になっていた。
好きなものを好きなだけ買うとか、そういうことは不可能だったんだ。
それだけ物資が不足していた貧しい時代だったんだよね。」
支給と配給は使用頻度が違う
支給に関しては、現金などの金目のものを配るときにはたびたび耳にしますが、配給に関しては現代ではほぼ聞かれません。
配給は金品以外のものも対象にできるので、こちらの方が範囲は広いものの、使用頻度は低いと言える状況なのです。
だから、そこに違いがあると言えます。
意味も違いますけど、こういった部分でも見分けていきましょう。