大勢は「多くの人数のこと」。
人がかなり多くいるようなシーンで使うことができ、いろいろなシーンでの使用が想定されています。
多勢は「多くの人数のこと」。
意味自体は大勢と一切変わりません。
しかし、多勢という言葉を使用する機会はほとんどなく、日常生活で多くの人数を表す際には基本的に大勢という言葉を使っていきます。
「大勢」の意味
大勢とは、多くの人数のことです。
単純に多くの人たちがいるような光景に対して使うことができます。
したがって、大勢を使用するシーンはそれなりに多くあると言えるはずです。
大人数という言い方もできますけど、大勢という言い方もできるので、こちらに関しても覚えておくと良いです。
日常生活で普通に使用する言葉ですから。
「多勢」の意味
多勢とは、多くの人数のことです。
したがって、大勢と意味は全く変わりません。
しかし、多くの人数を意味する際に多勢という言葉は基本的に使われません。
というか、多勢という言葉はこれ単独で用いられることはほぼないのです。
多勢に関しては、多勢は無勢という表現で使われることが多く、無勢とセットになると言えるはずです。
「大勢」と多勢」の用法や用例
「今日の試合のスタンドは完全に満員だな。
それだけ大勢が球場に駆けつけているということだ。
世間が注目する試合だけに、やはり生で観戦したいと思っている人たちが多いんだな。」
「この状況はまさに多勢に無勢だ。
戦力差は明らかな状況であり、このまままともに戦っても勝てる見込みはほぼない。
今回は戦わずして負けを認めた方が無難だろう。」
大勢と多勢は使用頻度に明らかな違いがある
一般的に多くの人たちがいる状況を表したいときには、大勢を使うことはできますが、多勢を使うことはほぼありません。
多勢に関しては、多勢は無勢という言い方のみで使う状況であり、多勢のみを単独で使用することは自然ではありません。
したがって、日常生活で多勢を使うケースはかなり少なく、ほとんどの場面で大勢を使っていくことになります。