共感は「他人が言っていることなどに対して、自分も同じような主張をすると言えること」。
端的に言えば、他人の気持ちに関して自分も同じように感じると言えるようなシーンで使う言葉です。
共鳴は「一方が鳴ったときにもう一方も鳴ること、他人の考えなどに賛同すること」。
共感とほぼ同じ意味を持った言葉と言えるでしょう。
「共感」の意味
共感とは、他人が言っていることなどに対して、自分も同じような主張をすると言えることです。
他人の主張と同じ主張をする、他人の気持ちと自分の気持ちが同じであるといったシーンで使っていくことになります。
この共感に関しては、類似の意味を持った言葉が多くありますけど、かなり頻繁に使われやすい状況になっています。
「共鳴」の意味
共鳴とは、一方が鳴ったときにもう一方も鳴ること、他人の考えなどに賛同することです。
前者に関しては実際に使う人はほとんどいない状況と評価できます。
どちらかと言えば、後者の意味で使われやすいので、共鳴に関しては共感とほぼ同じ意味の言葉として定着していると言え、区別をして使うことはちょっと難しい状況になっています。
「共感」と「共鳴」の用法や用例
「私はこの会社の理念に共感をして入った。
実際、理念の通りに会社は仕事をしている感じで、私は非常に快適に毎日を過ごすことができている。
本当にここに入って良かった。」
「あの番組に出ていたコメンテーターに共鳴する人が多いらしい。
ある意味、世間の代弁者という言い方ができるだろうか。
それによって仕事をもらえているのだから、世間と考え方が同じだとそれはそれで得をするということか。」
共感と共鳴は区別できない言葉
共感と共鳴は基本的に同じ意味として使われています。
したがって、意味自体の違いはほとんど感じられない状況でしょう。
共鳴には共感にはない意味が含まれていますけど、その意味に関しては現実ではほとんど使われません。
だから、共感と共鳴については意味は同じと評価しやすく、両者を区別することは非常に難しいと言えるのです。