喪失は「失うこと」。
単純に何かを失うときに使う言葉と言えます。
ただ、失ったものによって絶望的な気分、悲しい気分になるようなシーンで使う言葉と言えるでしょう。
逸失は「本来あるべきものを失うこと」。
本来あって当然と言えるものを失ったときに使う言葉と言えます。
したがって、どんなときでも使えるわけではない点は理解しておきましょう。
「喪失」の意味
喪失とは、失うことです。
漠然とした意味になっていますけど、失ったことが原因で絶望的な気分、悲しい気分になるようなシーンで割と使っていく言葉と言えます。
特定のものを失くしたことが非常に大きく、深刻な状況に思えるようなときに積極的に使っていくと言えるでしょう。
実際に使用する機会は滅多にないと言えるはずですが。
「逸失」の意味
逸失とは、本来あるべきものを失うことです。
所持していて当然と言えるようなものを失ったときに使うので、そこそこ使用する機会はあるでしょう。
いろいろなものが当てはまる可能性があります。
ただ、現実的には喪失と区別をしたうえで使用していくことはかなり難しいと感じる人が多いでしょう。
違いを感じづらい言葉です。
「喪失」と「逸失」の用法や用例
「大切な人を喪失したことで、私はしばらく抜け殻のような状態で生活をしていた。
今では大分マシになったけど、今でも当時のことをたまに思い出すんだよね。」
「本当ならば今日は休みを満喫するはずだったのだが、休日出勤でそのチャンス逸失してしまった。
何でこんなときに限って会社に行ってわざわざ働かないといけないんだよ。」
喪失と逸失の違いは微妙
喪失と逸失に関しては、違いは存在しているものの、非常に微妙と言える状況です。
したがって、区別をするのは難しいと感じる人が多いはずです。
ただ、喪失は失ったものによって、大きな絶望感や悲しみを感じるようなときに使い、逸失は本来あって当然なものを失くしたときに使うことが多い言葉です。
そこで区別をするしかないでしょう。