人格は「成長と共に備わった資質や能力のこと」。

「人間力」と言い換えると分かりやすい。

人間性は「成長とともに備わった人間らしい性格のこと」。

「人間らしさ」と言うと分かりやすい。

どちらも定義が難しい言葉になります。

「人格者」「人格が優れている」などということから、「人格」は人間として優れている場合に使われているようです。

「人間性」は「人間性が豊か」「人間性がない」などと使われていますから、人間としての魅力という意味が有るようです。

「人格」は人としての格が高いことです。

「人格」は「人の格」と書き、人が持っている資質や能力というものがどれほどのものかということを言っているようです。

「その人の人格はどうか」とは「その人の生き様はどうか、資質・能力はどうか」ということなのでしょう。

「その人がどのような人なのか」が「人格」ということです。

「あの人は人格者だ」とは「人としての生き方が優れている」ということです。

「人としての格が高い」ということも言えます。

「人間性」は優れた性質のことです。

「人間性」は「人間らしさ・優れた性質・優しさ・自己本位でない・気遣いが出来る」などが考えられます。

つまり自己中心的でなく、他人を気遣い、人に優しく丁寧に接している人が「人間性豊かな人」になるのです。

逆に自己本位で気遣いがなく、人に厳しく接している人は「人間性がない・乏しい」となるのです。

「あの人は人間性豊かで、素晴らしい人です」「人間性がないなど言われたくないものだ」などと使います。

「人格」もあり「人間性」もある人は少ないものです。

世の中の指導的立場にある人でも、「人格」「人間性」が備わって人から尊敬されている人はなんと少ないことかと思います。

人は人の上に立つと威張ること、人を支配しようとすることに熱心になり、「人格」「人間性」と言う言葉から離れてしまうのです。

逆が出来れば、「人格者」「人間性豊か」となるのに分からない人が多すぎます。

「人格」と「人間性」とは。

「人格」は人に備わる資質や能力のことで、「人格者」と言われる人はそれらが高い人です。

「人間性」は他人に気遣いができ、自分中心の考えになっていない人のことです。

人は出世して指導的な立場になると、人を支配し権威を嵩に威張ることをし易いものですが「人格」「人間性」と言う言葉からは縁遠くなります。

逆ならば尊敬されることが理解できないのでしょう。

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